レッスン4プロのオペラ歌手になるには?どうすれば良いのか?

プロのオペラ歌手になるにはどうすれば良いのか?

みなさん、こんにちは!車田和寿です。

今日のレッスンでは、どうすればプロのオペラ歌手になれるのかという話をしていきたいと思います。

おそらく、声楽を勉強している人の多くが、実際にプロの歌手として舞台に立つことを目指して頑張っていると思いますが、実際に歌劇場の舞台に立つためには、何をしたらよいのか、という事はあんまり知られていないと思います。

僕も日本の音楽大学で勉強して、なかなか楽しい学生生活を送ったんですが、正直に言って、卒業したらどうしたらよいのか、みたいなサポートというのはあまりなかったように思います。

なので、今日は僕の経験を基に、どうしたらプロのオペラ歌手として歌劇場の舞台に立てるのか、という話をしたいと思います。

プロのオペラ歌手とはなにか?

まず、そもそもプロのオペラ歌手とは何か?という話になりますが、これは人によって基準も様々ななので、話しをするにあたりちょっとだけ定義しておきましょう。

プロのオペラ歌手とは何なのか?ここでは、ひとまず歌劇場と契約を結んでお金をもらって働く歌手というように定義して話を進めていきたいと思います。いったいどうすれば歌劇場と契約を結んで舞台に立つことができるのでしょうか?これを順番に見ていきましょう。

ステップ①

まずオペラ歌手になりたいと思ったら何をするべきか?まず最初の一歩は声楽のレッスンに通う事になります。

声楽というのは残念ながら独学で学ぶことはできません。その大きな理由は、僕たち人間は自分の声を自分で正確に判断する事が出来ないからです。自分が聴いている話声と、他人が聴いている話し声が違うのは、なんとなく想像できると思いますが、歌声も一緒です。

なので、声楽をやりたいと思ったら、とにかく先生を探す事が最初です。

僕は高校1年生の時に、音大に行こうと決めました。そしておう決断した日にピアノを買った楽器屋さんにいって、歌の先生を紹介してもらいました。そしてそれと同じ日にすでに歌の先生の家にいって、どうしたら音大に行けるか、その話を聞いていました。

これが僕のスタートになります。

声楽の良い先生を見つけるのは決して簡単ではありません。最近ではインターネットなどで検索できるようにはなりましたが、その人が本当に良い先生なのかどうか、というのは初心者には中々判断が難しいと思います。

情報を集めるだけ集めて、とにかくいろいろ悩んでも良いですから、まずは先生を見つけてレッスンに通ってみてください。結局のところは決断は勘になると思います。

ステップ②

さて、無事にレッスンに通う事になったら、次に考えなければならないのは、音楽大学に行くべきかどうかという事になると思います。

音楽大学に行っても、声楽というのは、結局のところ個人レッスンが一番大事になりますから、音楽大学に行かなければ声楽の勉強ができない、という事はありません。別に音楽大学にいかなくなって、良い先生の所でレッスンに通う事ができれば上達する事は十分に可能だと思います。

ただ、日本の音楽環境を考えたら、僕は音楽大学には行くべきだと思っています。プロになるためには、声楽のレッスン以外にも、とにかく沢山音楽の勉強をしなければなりません。

実際にピアニストと伴奏合わせをしたり、同じ声楽家同士で2重唱や3重唱を歌ったり、という経験は必ず必要になります。

音楽大学に行けば、そういった環境を手に入れる事が出来ます。色々な先生の授業を受け、さらには色々な友達と音楽について夜な夜な語り合ったりして、その人の音楽の世界というものが深まってきます。

そういった意味でも音楽大学に行くのは、やはり大事かなと思います。

僕は、音楽大学では歌が上達するということはあんまりなかったんですが、それでも総合的に考えると、やっぱり音大には行って良かったなと思います。そこでとにかく沢山の音楽に触れたことは、今の自分にとっても大きな意味を持っていると思います。

というわけで、音大に進む事が次のステップになると思います。音大に進むためには、ピアノや楽典なども勉強しなければならないので、ピアノのレッスンに通ったり、さらには聴音やソルフェージュなどの面倒を見てくれる先生を探す事も必要になると思います。

ステップ③

さて、無事に音楽大学に入りました。プロになりたいと思ったら、とにかく目標を持って大学生活を送る事が大事になります。

とにかく日本においては一般の大学生は受験勉強の反動から遊んでしまう人が多いですが、音大生にとって一番大事なのは、やっぱり練習だと思います。

友達と過ごすのも楽しいし、僕も大学時代はとにかく一人でいるよりも、いつも友達と一緒にいましたが、プロになりたいという目標を見失わない事が大事です。

まあ、どこの大学に通うかにもよりますが、とにかく東京にはいろいろな誘惑も多いです。親元を離れて一人暮らしをすれば、自由になる反面、自分を管理するのも難しくなります。

プロになりたいという目標があるのであれば、それに向かって、小さな目標立て一つ一つクリアしながら進んでいくのが良いと思います。

まあそうは言っておきながら、僕自身、自分がプロになる姿というのはあんまり想像できませんでしたし、まあいろいろ回り道もしました。それでも漠然と音楽の本場であるヨーロッパに留学したいなあ、とは思っていました。

ステップ④

さて、音楽大学を卒業したら、中々厳しい現実が待っています。正直言って日本の音楽を卒業してもほとんどの人はプロとしてやっていくだけの実力はついていないと思います。

なので、どうにかして勉強を続ける事になると思います。大学院に進む人もいれば、日本にある劇団の研修所に進む人もいると思います。

ただ、本気でプロになりたいと思うのであれば、早く留学する事をお勧めします。とくにその中でもドイツに留学する事をお勧めします。

というのも、ドイツと言う国は、歌劇場のシステムというのが非常に充実しているからです。大小さまざまな歌劇場がだいたい60個ぐらいありますので、その分他の国に比べて、舞台に立てるチャンスが多いんです。チャンスの多い所を狙うというのは中々現実的です。

ただ世界中からそれを目指して人が集まってきますから、競争はおそらくどこよりも激しいと思います。アジアからだったら今は中国人や韓国人、それからロシアを始め東ヨーロッパ人やギリシア人などもとにかく沢山います。

それに伴い、音楽大学のシステムというのも、非常に充実しています。これまた入学するのは決して簡単ではないんですが、音楽大学に入る事ができれば、そこの大学のオペラ公演など、様々なコンサートに出演できる機会が一気に訪れます。

日本の音楽大学では、そのような経験をするのが難しいですが、ドイツの音楽大学は生徒数が非常に少ないので、学内オーディションを経て様々なコンサートに出演する事が出来るんです。

このようにして実際に舞台で歌った役や曲というのを増やしていくのは、説得力のある履歴書を書く上でもなかなか重要な事になります。

ステップ⑤

さて、音楽大学に入ると、演奏会で歌う以外にも、音楽事務所のオーディションを受ける機会がやって来ます。

そしてこれこそが、実際にプロとして歌劇場と契約する上で最も大事になります。

日本で沢山準備をした人は、ドイツで音大に必ず行かなければならないわけではありませんが、歌劇場と契約したいと思ったら、音楽事務所でのオーディションを避けることはできません。

というものほとんどの歌劇場では、公募のオーディションが行われていないからです。歌劇場のオーディションに招待してもらおうと思ったら、音楽事務所に推薦してもらう必要があるんです。

なので、音楽事務所のオーディションに行かなければなりません。この音楽事務所、とにかく数が沢山ありますので、手当たり次第にデモ演奏と履歴書を送ってオーディションしてもらえないか聴く必要あります。

ほとんどのオーディションからは返事ももらえませんが、ここは数うちゃ当たる、作戦です。とにかく履歴書を送って、招待がきたら、音楽事務所のオーディションに行く、というのを何度も何度も繰り返す必要があるんです。

そして運が良ければ、事務所に声を気に入ってもらえます。そうすると、これまた確率は決して高くはないんですが、歌劇場のオーディションを回してくれる事になるんです。

ここまできていよいよ歌劇場の舞台でオーディションを受ける事が出来ます。

ここで、役がもらえるかどうか、というのもまた簡単な話ではないんですが、うまく気に入ってもらえると、役がもらえて、無事に契約という運びになります。

そこから定期的に歌えるようになるまでには、まだ時間がかかりますが、とりあえずここまで来たら胸を張ってプロのオペラ歌手になった、と言っても良いのではないでしょうか?

おわりに

というわけで、今日はオペラ歌手になるには、どのようなステップを踏めば良いのか、と言う話でした。もちろんこれは一つの例であって、これ以外の方法でプロになった人も沢山います。ただ僕はこのようなステップを踏んで実際にプロになって10年以上も歌っています。

プロとしてやっていきたいのであれば、こうしたイメージを一つ持っておくのは中々大事な事だと思いますので、ぜひ自分の進む姿を想像して、それをエネルギーにして頑張って下さい!

 

 

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